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雑感

さくらももこさんと、もものかんずめと、部室の隠し本。

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漫画家のさくらももこさんが、乳がんのためお亡くなりになられた。53歳という若さでというのが何とも悔しいというか、今の医学をもってしてもどうにかならなかったのかと思う次第です、悲しいです。

ちびまる子ちゃん 4コマ漫画連載スタート告知チラシ

きっと思い出になると思って保存しておいた中日新聞の4コマ漫画連載開始のチラシ

アニメ「ちびまる子ちゃん」が放送を開始したのが確か筆者が中学生時代。大人気マンガのアニメ化だったか、そんな感じで始まったような。

あまりテレビを見ない家だったのですが、日曜日の夕方にはテレビの電気はついていて、ちびまる子ちゃんを見てた記憶があります。BBクイーンズの主題歌もとても流行って、きっとテレビ視聴率も相当良かったんじゃないでしょうか。それは社会現象と言っても過言じゃないくらいだったと思います。

部室のマンガと”もものかんずめ”

当時、私が通っていた高校には弓道部がありました。私はその弓道部に所属していたのですが、当校はとても弱小な弓道部。一回戦負けが当たり前の弓道部でした。

この弓道部の男子部室の天井裏には、先輩の時代からの蔵書(マンガやらエロ本やら)が隠してありました。そして部室に来たなら、それを読んで、読み終わったら帰るヤツもいたくらいなユルい弓道部でして、練習せずに漫画やらエロ本ばかり読んでばかりいたので、そりゃ当然弱いわけです。

ある日、部活動の後輩の一人が、
「先輩、これ面白いですよ。売れてるらしいですよ。」
と私に渡してくれたのが、さくらももこのもものかんずめでした。

読書とは無縁の生活をしている私にとっては、小説なんかよりエッセイは読みやすいだろうなぁとは想像できたし、何よりベストセラーになっているのは知っていたので、これなら読んでみようとページを読み進めたのでした。

ひとりで大爆笑、周囲に気持ち悪がられる。

まぁ本当に面白い!静岡茶で水虫治療なんていうのは、もう静岡人の皮肉というか自虐というか、さくらさんの文章力のすごさを見せつけられた感じした。
弓道場には、部室の中から漏れ出る私のケラケラという笑い声で、女子部員には総スカンくったし、気持ち悪がられるわ、いい加減にして!ってマジギレされるわで、当日はもう散々でした。

女子のマジギレは本当に怖いですね。

その後、無事(?)もものかんずめは部室の蔵書になり、私も何度読み返しました。でも読み返す度に笑えるし、独特なシニカルさが光るさくらさんのエッセイは、高校生活3年の中での”ある意味”良い思い出です。

さくらさんの祖父の死のくだり

内容は是非読んで頂きたい、もものかんずめの”祖父の死”の文章。ちびまる子ちゃんの友蔵とは正反対の「ひどいジジイ」だったようで、その祖父の死について書かれているのですが、まぁ毒々しいというか辛辣というかリアルというか。こんなのを公表したら批判があったんじゃないの?(実際あったらしい)という内容でした。

私の祖父は、両親ともに戦争で戦死をしており、祖父はいませんでした。そしてやさしい両祖母の下で育ったため、祖母の死に対してさくらさんのような感情は湧きませんでした。

もし自分に(物心ついた、記憶にある)祖父がいて、その祖父が酷いジジイであっても、この件のような祖父の葬式話をあんなにも”クレイジー”(褒め言葉)に表現できるだろうか。

できないな。

さくらももこさんのその毒、大好きです。

私の母も乳がんに

今から15年くらい前、私の母も乳がんに羅患しました。

我が家系は、お金は全然ないけれど、ガンも脳卒中も(たぶん)ない、言わば”大病無縁”(両方の祖母共に老衰)の家系あって、たぶん初めてのガンじゃないかと思います。幸いにも早期発見だったようで、現在も普通に生活はしているし、定期検診に通う程度です。当時の私は、身近にそういう大病を患った人に遭遇したことがなく平静を装っていたのですが、内心は結構ショックで「死」を覚悟していました。

母ちゃんが居なくなっちゃうんだなぁと。

当の本人は、乳房の切除手術を受けたりとガッツリ手術していた割にはのほほんとしていたように思いますが、それもきっと周りへの気遣いもあったことでしょう。

まさか気遣いしてた?なんて聞くのも野暮ですし、きっと気遣いで気丈に振る舞ってたんだろうなぁ…と思い続けることにします。



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